2013年4月6日、シンガポール華字紙・聯合早報は「北朝鮮の挑発行為は米中関係改善のきっかけになる」と題した記事を掲載した。

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挑発的言動を繰り返す最近の北朝鮮について、キャンベル前米国務次官補（東アジア・太平洋担当）はこのほど、「北朝鮮の挑発行為に中国は不信感を抱き、対北朝鮮政策を微妙に変化させている。北朝鮮のこれまでの数々の行動が中国の国家安全を脅かしていることに気づいたからだ」と指摘した。

北朝鮮の度重なる核実験とミサイル発射だけでなく、60年続いた韓国との休戦協定の白紙化に、北朝鮮の外交や経済を長年支持してきた中国政府もついに「遺憾の意」を表明した。北朝鮮にとっては「平手打ちをくらったような衝撃だったに違いない」と同紙。今回の国連制裁決議に賛成した中国は、中朝国境で北朝鮮向け物資への全面検査をすでに実施している。

中国側のこうした反応について、ヌランド米国務省報道官は「米国との良好な協力関係の表れ」と発言。「朝鮮問題という共通の脅威に米中両国が協力して立ち向かうことで、その効果はさらに大きくなると信じている」と語った。（翻訳・編集/本郷）