中国が漁獲量を大幅に過小報告、実際は10倍以上に―豪メディア

Record China    2013年4月8日(月) 11時45分

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4日、中国は世界中で大規模な漁獲活動を行っており、国連機関に対して毎年平均36万8000トンの漁獲を報告しているものの、実際の漁獲量はその10倍以上にあたる460万トンにのぼるという。写真は海南省で造船された遠洋漁船。

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2013年4月4日、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、中国は世界中で大規模な漁獲活動を行っており、国際連合食糧農業機関(FAO)に対して毎年平均36万8000トンの漁獲を報告しているものの、実際の漁獲量はその10倍以上にあたる460万トンにのぼるという。6日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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カナダ大学ダニエル・ポーリー教授の行った研究によれば、中国の太平洋における漁獲量は毎年19万8000トン。この数字だけ見ても、中国が11年に自己申告した西太平洋での漁獲量10万5000トンをはるかに上回っているのがわかる。

国際環境団体グリーンピースの調査によれば、中国の漁船は西太平洋に集中しており、この地区だけで毎年の漁獲量は290万トンにのぼる。同団体の研究者は「中国の遠洋漁業はすでに全世界的に影響を及ぼしている。残念なことに、この数年間、中国の漁獲量をごまかそうという態度はまったく改善されていない」と語った。

同団体の独自統計によれば、中国の遠洋漁船は少なくとも900隻、毎年の漁獲高は110億ドル(約1兆720億円)にのぼる。(翻訳・編集/YM)

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