大学4年生から後輩に送る「反省文」、共感を呼び話題に―中国

Record China    2013年4月4日(木) 21時35分

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3日、中国・湖北省武漢の華中科技大学に通う4年生の姜さんは、後輩たちに有意義な大学生活を送ってほしいという願いを込めて、数カ月を費やし、1万字に及ぶ「反省文」を書いた。写真は3月24日華中科技大学で行われた卒業式。

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2013年4月3日、中国・湖北省武漢の華中科技大学に通う4年生の姜(ジアン)さんは、後輩たちに有意義な大学生活を送ってほしいという願いを込めて、数カ月を費やし、1万字に及ぶ「反省文」を書いた。この「反省文」が同大のネット掲示板に掲載されると、多くのネットユーザーからコメントが寄せられ、「先輩のアドバイスに絶対背かないようにします!」と書き込む人が続出した。姜さんは「投稿を読んだ後輩たちが、自分にとっての教訓を汲み取り、貴重な学生時代を決して無駄に過ごすことなどないように心してほしい」と望んでいる。武漢晩報が伝えた。

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「反省文」のタイトルは、「青春は終わっていない。理想をもう一度掲げよう、後輩たちに捧げる文」。1万4000字余りに及ぶ長文で、すでに390件のコメントが寄せられた。主な内容は、大学生活を振り返ったもので、専攻分野の学習に関することだけではなく、日常生活やキャンパスでの恋愛についても触れられている。行間からは、大学生活に対する心残りが滲み出ており、後悔のため息がかすかに聞こえてくるようだ。

姜さんは文章で、「大学は、心の準備が必要。大学生活は、しっかりと計画を立て、自分が将来どこに向かうのか、何をしたいのか、何が好きなのかを明確に知らなければならない」と書いた。この主張は、多くの人々の共感を呼んだ。

ネットユーザー「_Eulogy」は、「少し後悔。当時もう少し真剣になって努力していれば良かった。未来の自分が後悔しなくてもいいように」とコメントした。「国宝的小小」は、「この文章を読み終えたあと、PCに入っているゲームを全部削除しました」と投稿した。

大学院の2次試験を終えた姜さんは、上海から武漢に戻り、入試の結果を待っている。この「反省文」を書こうと思いついた理由について、「自分の大学生活は、それなりに充実していたが、それでも、理想とはかなりのギャップがある。4年生になって、高校時代の同級生がマサチューセッツ工科大(MIT)の修士課程入試を目指していることを知り、大きなショックを受けた。ギャップが知らない間に大きくなっていた」と話した。

卒業が近づくにつれて姜さんは、「大学生活で無駄に過ごした時間をますます悔いるようになった。さらに、周りが学業そっちのけで享楽三昧に耽る有り様を見て深く心を痛め、この二の舞を後輩たちには演じてほしくないとの想いを文章にして伝えようと決めた」と話す。文章は、2012年9月からぼちぼち書き続けたという。最初は、自分の「懺悔書」として、思いつくままに簡単に書き、後輩に対する「反面教師」の役割を引き受けるつもりだった。ところが、一旦書き始めると筆が止まらなくなり、「自分の大学生活の記録」として、それなりの形を残そうという気持ちに変わったという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山

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