Record China 2013年4月2日(火) 13時52分
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1日、中国メディアは日本で働くことを選んだ中国人看護士とその背景について伝えた。写真は四川省成都市の看護士。
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2013年4月1日、中国メディアの紅網は日本で働くことを選んだ中国人看護士とその背景について伝えた。
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四川省成都市の15人の若い看護士が、4月3日に日本へ向けて出発する。彼らはそれぞれ長野、名古屋、大阪、千葉の4カ所の病院で働くが、その月収は8〜10万円。成都から日本へ向かう看護士は今回が初めてではない。昨年は3人、今年は今回の15人の他に、10月に第2陣が日本に出発する予定だ。現在、中国の華東・華北地域で働く看護士の間で、日本熱が高まっているという。
看護士の「出稼ぎ」には多くの原因が存在する。1つは収入面だ。中国では新人看護士の月収は2000元(約3万円)程度で、日本の月収は大きな魅力だ。2つ目は出国の夢がかなうこと。3つ目は日本が深刻な看護士不足にあることだ。高齢化が進んだ日本では4万人を超える看護士が不足しており、2050年には20万人が不足すると予測されている。
しかし、最も重要な原因は、中国国内の看護士を取り巻く環境の悪化だ。ここ数年、医師と患者の関係は非常に緊張したものとなり、直接患者と接する看護士はその緊張関係の最大の被害者になっている。例を挙げると、診察の列に割り込んだ男を注意した看護士が、妊娠中であるにもかかわらず男に殴打された。安徽省合肥市の病院では、看護士長が患者の男に惨殺された。広東省深セン市ではナイフを持った男に看護士が切りつけられてケガを負った。このように過酷な環境下でまさに命がけで働く中国の看護士と、社会的に深い尊敬を得ている日本の看護士とでは、その立場の違いは歴然としている。
中国もすでに高齢化社会に足を踏み入れており、看護士不足が深刻な問題になるのも時間の問題だ。すべての看護士が海外に流出すれば、将来中国の高齢者を誰が看護するのか?看護士を中国にとどまらせるために、われわれは何をすべきか早急に考えていかねばならない。(翻訳・編集/本郷)
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