習近平夫人・彭麗媛の“ファーストレディー”ブームを読み解く―韓国メディア

Record China    2013年3月31日(日) 7時10分

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28日、朝鮮日報中国語版は記事「中国人はなぜこれほどファーストレディーに注目するのか」を掲載した。写真は2002年、広西チワン族自治区のイベントに参加した彭麗媛。

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2013年3月28日、朝鮮日報中国語版は記事「中国人はなぜこれほどファーストレディーに注目するのか」を掲載した。29日、星島環球網が伝えた。

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習近平(シー・ジンピン)国家主席の外訪に、“ファーストレディー”彭麗媛(ポン・リーユエン)夫人が帯同したが、中国では彭麗媛ブームが起きている。その意味を政治、経済、文化の3つの視点から読み取ることができよう。

まず政治。インターネットの普及に伴い、政治と情報の透明化が進んでいる。現代の中国国民はインターネットを通じて、容易に“ファーストレディー”の情報を把握することが可能だ。これはかつてなかったこと。“ファーストレディー”は中国の政治言語圏において初めてタブーではない存在となった。

続いて経済。彭麗媛ブームでは彼女が身につけたファッションが注目を集めている。衣服の制作を担当したブランド・例外は一夜にして爆発的な知名度を得た。さらにはアパレル関連株の株価が上昇するという副作用まで生じている。現在の中国で発言権を持つのは政府だけではない。企業などビジネス界もトレンドを作り出す力を持っている。

そして最後に文化。中国の伝統文化において、女性は公式の政治の場には姿を見せない存在であった。“ファーストレディー”は中国においてあくまで外来語でしかなかった。こうした状況を革命的に変えたのが彭麗媛だ。美しいファーストレディーは国旗、国家、五輪王者などと同様、国家の凝集性を象徴する存在となり、政府が民衆から正当性を調達する重要なツールとなったのだ。(翻訳・編集/KT)

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