米国のトランプ大統領は6日午後8時（日本時間）ごろ、中国を名指しして、ツイッターに貿易赤字を続けることは「もう、しない」と書き込んだ。米中双方は「関税合戦」を避けようと協議を続けてきた。トランプ大統領は5日にも、対中関税を25％に引き上げることを示唆する書き込みをした。

トランプ大統領は6日「合衆国は長年にわたり、貿易で年間600億ドル～800億ドル（約6兆6500億円～8兆8700億円）を失ってきた。中国と（の貿易で）は、500億ドル（5兆5400億円）だ。すまないが、われわれはもう、そうはしない！」とツイートした。

内容そのものは従来と同様だが、前日のツイートがあるだけに、影響が出る可能性がある。

トランプ大統領の5日の発言を受け、中国も交渉を打ち切る意向との見方も出たが、中国外交部の耿爽報道官は6日午後の定例記者会見で、ワシントンで行われる次回の協議のために、中国代表団は渡米を準備中と説明していた。（翻訳・編集/如月隼人）