Record China 2019年5月5日(日) 11時0分
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中国海軍とロシア海軍による合同軍事演習の「海上協力2019」が1日、黄海海域で始まった。対潜戦の演習では、仮想敵の「撃沈」に成功したという。写真は、演習参加のため青島(山東省)に到着したロシアのミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」。
中国海軍とロシア海軍による合同軍事演習の「海上協力2019」が1日に始まった。ロシアメディアのスプートニクが2019年5月3日付で報じ、中国メディアの環球網も4日付で、スプートニクの記事を引用しながら報じた。同合同演習では、仮想敵の潜水艦の「撃沈」に成功したという。
ロシア海軍は同演習に同国太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」や対潜艦、コルベット、上陸用舟艇、救助船などを参加させた。中国海軍はミサイル駆逐艦の「ハルビン」や「長春」、ミサイル護衛艦の「蕪湖」「邯鄲」、救助船「山東」などを参加させた。
双方は黄海海域で、潜水艦からの救助演習や、対潜水艦兵器や反魚雷装置を使っての仮想敵とした潜水艦の攻撃演習を実施した。潜水艦攻撃に、ロシア側は陸上基地から発進したTu-143対潜哨戒機2機、艦載の対潜用のKa-27ヘリ2機を使用。中国側はU-8(運-8)対潜哨戒機とヘリコプター3機を使用した。仮想敵としては、ロシアと中国がそれぞれ、潜水艦を投入した。記事ははっきりと紹介していないが、中国側はロシアの潜水艦を、ロシア側は中国の潜水艦を仮想敵にしたと思われる。スプートニクは、「双方が仮想敵潜水艦を撃沈」と紹介した。
黄海海域で対潜水艦演習を実施したとすれば、仮想敵としては海上自衛隊、米海軍、さらに台湾海軍に所属する潜水艦が考えられる。軍備や軍事演習はあらゆる可能性を考えて実施するものなので特定の国の軍艦を仮想敵にするにしても具体的行動に向けた準備とは言えないが、どの国の潜水艦を「特に想定」しているのかは、気になるところだ。(翻訳・編集/如月隼人)
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