Record China 2013年3月28日(木) 9時9分
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25日、米国の最新型戦闘機F-35の開発の遅れにより、アジア諸国における軍事的格差が縮まりつつある。写真は中国が開発を進めるステルス戦闘機、殲-30の模型。
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2013年3月25日、米華字メディア・多維ニュースによると、技術上の問題により、米国のF-35戦闘機の開発計画が再三にわたって延期されている。米国の同盟国にとっては悪い知らせであり、旧式の戦闘機の更新が少なくとも7年遅れることになる。中国の軍備は目覚ましい進歩を遂げており、アジア諸国の軍事的優位性は徐々に低下している。
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シンガポール華字紙・聯合早報によると、米国防総省は、総額4000億ドルを投じているF-35開発の技術的な問題や予算超過といった問題に頭を悩まされており、予算削減による購入数減少も状況の悪化に拍車をかけているという。
F-35は史上最高額の戦闘機計画で、オーストラリアは100機の導入を予定している。だが、防衛専門家によると、F-35の納入遅延を補うため、オーストラリア当局は今年6月にF/A-18ホーネットの配備数を倍増させる見込みだという。F-35の購入数も50〜70機となる見込みだ。
日本は依然として42機の導入を予定しており、韓国も今年の夏に購入に踏み切る見込みだ。シンガポールは数週間後に10機あまりを購入するとみられている。
製造元のロッキード・マーティン社は、2017年からアジア諸国にF-35を納入すると約束しているが、納入時期は数年遅れる見込みだ。納入の遅れは、旧式戦闘機の更新を控えている日本と韓国への影響が大きい。
また専門家によると、中国は現在、殲-20と殲-31という2種類のステルス戦闘機をテストしており、早ければ7年後に配備されるという。中国の戦闘機の性能について、オーストラリア戦略政策研究所のアナリストは、「その先進性については見解の分かれる問題ではあるが、中国の新型戦闘機は現在の戦闘機に対する圧力になりうる。そのため、F-35の重要性がさらに高まってくるだろう」とコメントしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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