命がけの授業を続ける小学校に新校舎を約束―山西省忻州市

Record China    2007年4月6日(金) 5時10分

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2007年4月4日、忻州市人民政府および共産党委員会は、崩壊寸前の教室で授業を続けている上社村小学校に対し、新校舎建設の決定を下した。6年間かかっても未解決だった校舎問題が、ニュース報道により一日で解決したことになる。

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2007年4月4日、前日報道された崩壊寸前の教室で授業を受ける子供たちの姿は、中国全土で大きな反響を引き起こした。事態を重く見た忻州市共産党委員会と忻州市人民政府は、ただちに問題の忻府区上社村小学校に対し、45万元(675万円)の予算で敷地面積490平方メートルの新校舎を建てるとの決定を下した。同時に、忻州市全市ですべての学校施設の安全検査を行う予定。

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今から6年前に、「危険建築」と指定された旧校舎から追い出された上社村小学校だったが、その後新しい校舎は与えられず、やむなく個人所有の50年以上前の建物を借りて、仮校舎として使用。これが崩壊寸前のまさに「危険建築」であったため、所有者との賃貸契約書には「万が一、事故が起こっても所有者に一切責任なし」と一筆入れられたほどだ。

4月4日、上社村小学校を訪れたレコードチャイナのカメラマンに対し、現地の人々は「6年間かかっても解決しなかった問題が、ニュースに取り上げられたおかげで、たった一日で解決した!」と感激していたという。上社村小学校の新校舎は、2007年7月までに完成するそうだ。(翻訳・編集/本郷智子)

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