Record China 2019年5月1日(水) 5時20分
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29日、中国紙・環球時報は、中国人留学生が「授業料割引」詐欺の被害に遭うケースが多発しているとして注意を呼び掛けている。資料写真。
2019年4月29日、中国紙・環球時報は、中国人留学生が「授業料割引」詐欺の被害に遭うケースが多発しているとして注意を呼び掛けている。
記事は、米フロリダ州の主要紙マイアミ・ヘラルドの報道を引用し、マイアミ大学の少なくとも5人の中国人留学生が最近、中国人の間で普及するメッセージアプリ「WeChat(ウィーチャット)」を通じて詐欺グループに金銭をだまし取られたことを紹介した。
それによると、詐欺グループはまず、ウィーチャットを通じて狙いをつけた被害者に「授業料が1.5~3割引になる。授業料を先に支払う必要はない」などと持ちかける。交渉が成立すると、詐欺グループは、ハッキングなどで情報が流失したクレジットカード番号を不正利用し、大学に授業料の支払い手続きをする。大学から確認のメールを受け取った被害者は、手続きが正常に行われたと思い込み、ウィーチャットで詐欺グループに授業料を送金する。その後、クレジットカードの実際の保有者が不正利用に気付き、銀行に連絡したりカードを凍結したりするなどし、被害者は大学から決済が失敗したとの連絡を受けてようやく詐欺に遭ったことに気付くという。
マイアミ・ヘラルドによると、マイアミ大学のほか、ペンシルベニア州立大学やカリフォルニア大学サンディエゴ校も、同様の詐欺について注意を呼び掛けているという。(翻訳・編集/柳川)
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