Record China 2013年3月22日(金) 13時31分
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20日夜(現地時間)、フランスのパリを訪れた総勢20人超の中国人団体ツアー客が、3人組の強盗に襲われて全員のパスポートを奪われるという事件が発生した。パリ到着後、わずか2時間後の出来事だったという。写真は夜のパリ。
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2013年3月20日夜(現地時間)、フランスのパリを訪れた総勢20人超の中国人団体ツアー客が、3人組の強盗に襲われて全員のパスポートを奪われるという事件が発生した。パリ到着後、わずか2時間後の出来事だったという。中国ネットの22日付の報道。
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ツアーの参加者20人あまりは全員、江蘇省無錫市の大手物流企業の職員。視察を兼ねた観光で欧州6カ国を巡る旅程で、20日夕方にパリに到着した。一行は空港からそのまま付近の中華レストランに向かい、夕食を取った後、車で宿泊先に向かおうとするところを駐車場で襲撃された。犯人はアフリカ系の3人組で、20人のうち逃げ遅れた3人のバッグを強奪して逃走した。
全員、命に別条はなかったものの、大問題だったのは、バッグを奪われたうちの1人がツアーの添乗員だったこと。彼のかばんの中にはツアー参加者全員のパスポートが入っていた。キャリア20年の添乗員は現地事情にも詳しく、ツアーの引率には慣れていたはずだったが、強盗団に殴られるなどの暴行を受け、自分1人が軽傷を負うことと引き換えに、客全員を無傷で守るような形に。
現地の中国大使館が22日にも全員の臨時パスポートを交付することとなり、彼らの旅程は守られたようだが、あるツアー参加者は「かばんを持ち歩くのが怖く、現金やカードは着衣の中に隠し持つことにした」と話す。
ツアーを主催した旅行会社の責任者は、「近年になってお金に糸目をつけずショッピングに散財する中国人観光客が各国で注目されている。それで強盗の標的にされたのでは。旅の最中はブランド物を持ち歩いたり、経済力をひけらかしたりするような行動は慎んだ方がよい」と旅行者に注意を呼びかけている。また、事件について、国内のネットユーザーは「大金を持ち歩くあほうどもが標的になるのは当然」「中国の恥」「外国に見くびられている中国の現状がよくわかった」「公費でぜいたく視察旅行をした罰があたった」など手厳しいコメントを寄せている。(翻訳・編集/愛玉)
※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年3月21日付の中国大手ポータルサイト・新浪(Sina)のランキング6位の記事。
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