「儒教の創始者は孔子ではない」と韓国人教授―韓国メディア

Record China    2013年3月17日(日) 0時15分

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14日、韓国の大学教授が「儒教の創始者は孔子ではない」と主張。儒教の核心である「仁」という漢字も「孔子の生きた時代には存在しなかった」と指摘した。写真は12年9月、南京の夫子廟に集まった孔子の子孫。

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2013年3月14日、韓国の聯合ニュースによると、韓国の大学教授が「儒教の創始者は孔子ではない」と主張。儒教の核心である「仁」という漢字も「孔子の生きた時代には存在しなかった」と指摘した。環球時報(電子版)が伝えた。

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韓国祥明大学中国文学部のキム・ギョンイル教授は、著書「儒家思想誕生の秘密」の中で「儒家思想は当時の政治、社会環境下で徐々に形成されたものであり、孔子もしくは他の1人の人物によって創造、整理されたものではない」「中国でも一部の学者はこの事実を知っているが、数人の若い学者がえん曲的に提唱するぐらいだ」と記述している。

同教授は2005年、著書「孔子が死んでこそ、国家は生き残れる」を出版。儒家思想が韓国社会に与えた悪影響を列挙し、当時も大きな論争を巻き起こした。

韓国は孔子を始祖とする儒家思想の影響を最も早く受けた国の一つであり、孔子の基本精神は表意文字である一つ一つの漢字によって朝鮮半島に伝わったもの。儒教の創始者である孔子は韓国人が尊敬する聖人であり、毎年孔子を祭る行事がある。韓国の伝統文化はその歴史的要因から海外の多様な文化を取り込んできた。異国文化の衝撃を受けても、儒教文化は韓国から消えることはなく、さらに成熟し改善されていった。儒家文化は韓国の近代化に非常に重要な役割を果たしている。(翻訳・編集/本郷)

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