2019年4月11日、テレビ東京好きの中国人によって書かれた同局を紹介するコラムが中国メディア・観察者網に掲載された。

コラムはまず、「テレビ東京は『アニメオタク』である」とし、「テレビ東京は朝、他局がニュース番組を放送しているとき、アニメを放送している。地震が起きた際他局が緊急ニュースを放送している時でもやはりアニメを放送する。東日本大震災の時、1日目は地震の惨状について伝えたが2日目からはアニメを放送していた」と紹介した。

また、「他局が何も放送しない夜中でも、テレビ東京はアニメを放送している。香港TVB局が深夜に日本のアニメを放送しているのはテレビ東京の影響を受けた可能性が非常に高い」としたほか、「テレビ東京は、安倍首相に『意見』があるようだ。他局が首相演説の生放送をしている時でも、アニメを放映し続ける。安倍首相が新総裁に決定した際は、他局がその状況を特別番組で伝える中、字幕のみで簡単に伝えた」とした。

その上で、一部のネットユーザーの間で「テレビ東京が緊急速報を字幕で伝えた際は、『避難する必要があるかもしれない』という意味で、番組スケジュールを変更させたときは『避難しなきゃいけない』と解釈し、さらにテレビ東京がアニメ放送を中止し緊急速報を伝えた際には『世界滅亡の日』と思うべし」と言われていることを紹介した。

さらに、テレビ東京の表現は「独特である」とし、中国を「最強の卓球帝国」と呼び、中国の有名選手を「帝国の絶凶虎」「帝国の破壊龍」と一風変わった言葉で表現していることに言及。「官僚紹介のテロップでは、座右の銘を『初志貫徹』としながら『党を7回変わる』という過去を伝えるなど官僚の『黒歴史』を暴いている。選挙報道は3年連続視聴率1位だった実績もある」と紹介している。

コラムは最後にテレビ東京について「政治や視聴率に縛られないスタイルを尊敬する。今後もこのままでい続けてほしい」とエールを送っている。（翻訳・編集/和田）