Record China 2019年4月12日(金) 14時0分
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11日、環球網は、航空自衛隊のF-35戦闘機が墜落した直後に米軍のB-52H爆撃機が事故現場付近の海域へ緊急出動し、「奇妙な動き」を見せたと報じた。写真はB-52模型。
2019年4月11日、中国メディアの環球網は、航空自衛隊のF-35戦闘機が墜落した直後に米軍のB-52H爆撃機が事故現場付近の海域へ緊急出動し、「奇妙な動き」を見せたと報じた。
記事は、航空自衛隊のF-35Aの墜落事故が発生した際、グアムにあるアンダーセン米空軍基地からB-52H戦闘機が緊急出動したことを紹介。同機は墜落したとみられる海域に向かったことから、救助捜索活動に出たのではとの憶測が流れた。
そのうえで、米軍事メディア・ディフェンスニュースの10日付報道を引用し、米国防総省のイーストバーン報道官が「明らかなのは、わが国は日本のF-35捜索を支援するためにB-52を1機も派遣していないということだ」と否定したことを伝えた。一方で、B-52が同海域に派遣された具体的な理由についての言及はなかったとしている。
また、「明らかになったB-52の飛行経路図を見ると、グアムを離陸後に北西方向に飛行した後、北向きに、さらに北東方向に進路を変え、最終的に青森県東部海域に到達したことが分かる」と説明。「このような経路は一刻を争う捜索救助任務にはそぐわないものであるほか、B-52は同海域到達後すぐに折り返したことも捜索活動に似つかない行動だ」と指摘した。
さらに、「B-52は遠距離爆撃任務を遂行するための戦略爆撃機であり、海上捜索レーダーなどを備えていないため、米軍が捜索目的で同機を出動させるというのは不条理。(捜索が目的なら)P-8AやP-3Cといった海上哨戒機を出動させるのが正しい選択だ」としたほか、「意図的に西に向けて飛行するような『迂回』は、威嚇飛行のようである」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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