中国人の海外旅行は季節重視で買い物より歴史・文化体験、日本人は飲食重視―じゃらんリサーチセンター調査

Record China    2019年4月12日(金) 14時40分

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中国人は海外旅行先の決定でシーズンを重視することが分かった。日本人、米国人、英国人は季節よりも観光名所が多いことを重視している。旅行での体験で、中国人などは「歴史・文化」関連が多く、日本人は「フード・ドリンク」が多い。写真は東京・銀座を訪れた中国人。

2019年4月9日、中国人は海外旅行の渡航先決定で、訪問期間に旅行先がベストシーズンであることを重視する傾向が日本人や米国英国人よりも強いことが分かった。日本人、米国人、英国人は季節よりも観光名所が多いことを重視している。海外旅行した際に実際に体験したジャンルの分類では、中国人、米国人、英国人は「歴史・文化」関連が多く、日本人は「フード・ドリンク」が多い。

リクルートライフスタイルが運営している観光についての調査・研究、地域振興機関のじゃらんリサーチセンターが9日付で発表した。調査対象は日本人および中国、米国西海岸、英国の居住者で、日本人以外は世帯年収のラインを設けて中間富裕層以上に絞った。いずれも、観光目的で年に1回以上観光した人を対象にした。

行ったことのある渡航先(複数回答)については、日本人の場合には「ハワイ」(61.2%)、「米国(アラスカ、ハワイ、グアム、サイパンを除く)」(56.7%)、「韓国」(55.1%)、「台湾」(54.2%)、「グアム」(53.7%)と、「米国」を除き日本から比較的近い渡航先が多かった。

中国人は「米国(アラスカ、ハワイ、グアム、サイパンを除く)」(36.5%)、「フランス」(33.3%)、「日本」(同)、「英国」(32.0%)、「韓国」(29.6%)と地域が分散しており、上位の渡航先への集中度もそれほど高くない。

直近3回までの海外旅行について、渡航先を選ぶにあたって最も重視した条件(単一回答)で、日本人は「観光名所がたくさんあること」(17.8%)が最多で、米国人(20.3%)、英国人(15.1)でも最も多かった。中国人で最も多かったのは「訪問期間に旅行先がベストシーズンであること」(8.9%)で、他国人との違いが出た。同回答は日本人の場合には7位(5.0%)、米国人では8位(4.3%)、英国人では7位(4.7%)で、それほど多くなかった。

中国人が重視した条件の2位は「自然環境がよく、環境問題が少ない」(8.4%)で、以下、3~5位まで「治安がよいこと」(8.0%)、「観光名所がたくさんあること」(6.4%)、「天候がよいこと」(6.3%)と続いた。

直近3回までの海外旅行で実際に体験したことのジャンルで、中国人は「歴史・文化」が16.9%で最多だった。米国人は39.6%、英国人は27.0%で、やはり最多だった。日本人だけが「フード・ドリンク」が20.5%で最多。以下、「歴史・文化」(20.3%)、「海・川」(17.2%)、「ショッピング」(11.4%)、「牧場・農園・美術館・博物館。テーマパーク」(6.6%)と続いた。

中国人の2~5位は「フード・ドリンク」(12.7%)、「海・川」(12.2%)、「牧場・農園・美術館・博物館。テーマパーク」(11.7%)、「山・公園」(9.9%)で、「ショッピング」は9.5%で6位だった。(翻訳・編集/如月隼人

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