東京襲った煙霧は黄砂でなかった、では「黄砂はいつ来る?」「いまでしょ」の書き込み―中国版ツイッター

Record China    2013年3月11日(月) 13時23分

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10日午後、東京都心で「煙霧」が観測された。一瞬にして黄色く煙った空、吹きすさぶ砂埃に、多くの人が「中国からついに黄砂襲来?!」と身構えたようだが…。写真は同日、黄砂に襲われた北京。

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2013年3月10日午後、東京都心で「煙霧(えんむ)」が観測された。強風に巻き上げられたちりによって視界が悪くなり、視界が10キロ未満になる気象現象を指すが、最悪の時間帯では視界は2キロ以下にまでなったという。

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一瞬にして黄色く煙った空、吹きすさぶ砂埃に、多くの人が「中国からついに黄砂襲来?!」と身構えたようだ。この時間帯、インターネット上ではソーシャルメディアなどを通じて多くの写真が投稿され、不安や驚きの声が多く寄せられた。しかし、気象庁や東京都の発表では、煙霧の原因は中国からの黄砂ではないとしている。さらに、中国で深刻な大気汚染の原因となっている超微小粒子「PM2.5」も、国の基準値以下だったとされている。

このニュースに対して、多くの中国人が疑問を呈している。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、「なぜ中国からのものではないと言い切れるのか?」といった疑問の声や、中国の大気汚染をあざ笑ったり、皮肉ったりするコメントも殺到している。以下、その代表的なもの。

「確かに前日の北京では黄砂が吹き荒れていたけれど、たった1日で東京に到達することはないだろうね」

「今回ばかりは僕らとは関係ないだろ?」

「僕らの故郷にしかないものだと思っていたよ?東京でも、こんなことあるんだ?」

「へえ、中国のせいにしないんだ?」

「いや、日本人はみんな中国から来たと言っているよ」

「こっちから吹いていったものじゃないの?」

「中国から来たものじゃないって断定できる?」

「気象庁はなぜ堂々とデタラメを発表するのだ?」

「NASAが撮影したという衛星写真が韓国で公開されたようだよ。それを見ると、中国とモンゴルの国境あたりで巻き起こった砂嵐が、日本に到達したと思われるのだが」

「これは我が国の特有の“神霧”であろう」(※“神霧”は汚染された大気を嘲笑した造語のようだ)

「我が中国産の“神霧”、『いいね!』」

「もてなし好きの中国人民が、一衣帯水の隣国である日本の人々に特産の手土産をお持ちいたしました。お代はいりません」

「窓の外は一面の灰色だ…一体どうしちゃったの?中国の汚染物質や黄砂が吹いてきたのだろうか…、ああ、東京の青空と白い雲を返してほしい」

「いや、発表では黄砂ではなくて『煙霧』だと言うよ…じゃあ黄砂がいつ来るか?いまでしょ?」(※ともに在日中国人の投稿と思われる)(翻訳・編集/愛玉)

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