Record China 2019年4月12日(金) 8時20分
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中国高速鉄道で、もともと15元の弁当が35元で販売されていた疑惑が持ち上がった。
中国高速鉄道で、もともと15元(約250円)の弁当が35元(約580円)で販売されていた疑惑が持ち上がった。10日付で新京報が伝えた。
7日に広西チワン族自治区の柳州市から広東省広州市へ向かう高速鉄道(D2946)に乗車した黄(ホアン)さんは、弁当を買うために食堂車を訪れた。販売員に「15元の弁当はありませんか」と尋ねると、「ありません。35元と45元(約740円)の弁当しか残っていません」と告げられたため、35元の「魚香肉絲(細切り肉の四川風炒め)」弁当を購入。QRコードで代金を支払った。
しかし、座席に戻って弁当を確認すると、ラベルの一部に切り取ったような丸い穴が開いていることを発見。さらに、黄さんが数日前に乗車した高速鉄道で見たメニューを思い返すと、「魚香肉絲」は15元だったような気がしてきた。そこでネットで検索してみると、同じような弁当が15元で販売されていたことを発見。「不審な穴」が開いていた位置には「15元」という値段が記されていた可能性があることも分かった。
黄さんは急いでいたこともあり、その場では乗務員に申し出ず。後日、鉄道部のウェブサイトを通じて連絡をしようとしたが、問い合わせのフォームに何度入力しても正常に送信できなかったという。
この件について、新京報の記者が鉄道部に連絡したところ、担当者は「弁当の販売価格は担当部署の審査を経て決定されている。価格は商品の名称によって決定されるわけではない。35元と15元の弁当は間違いなく別物で、別のルートで仕入れたものは価格も異なる」などと説明。また、ラベルが切り取られていたことについては「弁当を温める際、空気を逃がすためのもの」とし、「乗務員が高く売るために故意に値段の部分を切り落としたのでは決してない。もしそうであれば、当該乗務員を処分する」との回答だったという。(翻訳・編集/北田)
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