中国、関係改善の努力を日本に要求―中国外交部

Record China    2013年3月9日(土) 19時28分

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9日、中国外交部の楊潔チ部長は記者会見し、領土問題をめぐり緊張する日中関係の改善に向け、日本が積極的で責任ある役割を果たすよう求めた。

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2013年3月9日、中国外交部(外務省)の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)部長(外相)は、全国人民代表大会(全人代)開会中の北京の人民大会堂で記者会見した。領土問題をめぐり緊張する日中関係の改善に向け、日本が積極的で責任ある役割を果たすよう求めた。

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楊部長の発言の詳細は以下の通り。

【朝日新聞記者】尖閣諸島問題をめぐり日中両国が対立して半年になるが、関係はまだ改善していない。両国の船舶・航空機の対峙など尖閣海域での突発的事件を回避するためのルールを両国間で定めることは可能か。両国関係の改善に向け、より良い解決策はあるか。

【楊部長】釣魚島(尖閣諸島)は太古以来、中国の領土だ。釣魚島問題の根本的な原因は日本が中国の領土を不法に窃取・占拠したことにあり、現在の局面は日本側の一方的な行為によるもの。日本側の行為は中国の領有権に対する侵害で、第2次大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序に対する挑戦だ。中日関係をひどく傷付け、地域の安定も損なった。中国側が講じた断固たる措置は、領有権の維持に向けた中国政府・国民の強い意志と決意を示している。

日本側は現実と向き合い、誤りを適切に正し、中国側と共に対話・交渉による問題解決を図り、事態の悪化・暴走を防ぐべきだ。歴史を正しく認識し直視することは、関係発展の重要な基盤だ。日本軍国主義が引き起こした侵略戦争は、中国を含むアジア各国の国民に甚大な被害をもたらした。歴史を尊重してこそ未来を勝ち取れることは、事実が何度も証明している。日本は歴史を直視し深く反省してこそ、アジアの隣国と良い関係を築くことができる。中日両国が健全で安定した長期的な関係を発展させることは、両国およびその国民の根本的利益に合致する。われわれは日本側が中日関係の改善に向け実質的な努力を払い、地域の平和・安定・発展に積極的で責任ある役割を果たすよう求める。(提供/人民網日本語版・翻訳/YT・編集/TF)

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