Record China 2013年3月9日(土) 8時50分
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7日、国連安全保障理事会は北朝鮮の3度目の核実験を受け、より一層厳しい制裁決議案を全会一致で採択した。拒否権を持つ中国も、採択は原則に基づくものだとして合意した。これは北朝鮮問題に対する国際社会の団結を意味する。写真は報道陣に囲まれる毛新宇氏。
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2013年3月7日(日本時間8日未明)、国連安全保障理事会は、北朝鮮が2月に3度目の核実験を行ったことを受け、同国に対する金融取引の制限強化や国連決議に違反する貨物輸送の取り締まりなどを盛り込んだ、より一層厳しい制裁決議案を全会一致で採択した。採決に当たっては拒否権を持つ中国も、国連安保理の採択は原則に基づくものだとして、決議案に合意した。また、北朝鮮が「核の先制攻撃」を警告したことに対し、米国務省は「北朝鮮のあらゆる攻撃を防衛する能力を完備している」と自信を示した。また、デービス対北朝鮮政策特別代表は「北朝鮮に影響を与える中心的存在である中国は、北朝鮮に対し、強硬姿勢を強めているようだ」と述べた。
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同日開かれた米上院本会議で、新たな制裁決議を全会一致で採択したことについて、デービス特別代表は「国連安保理で北朝鮮に対する制裁決議案が採択されたことは、国際社会の団結を意味する」と評価した。
また、デービス特別代表は「アメリカは核の保有をやめない北朝鮮を受け入れないし、無意味な対話に応じるつもりもない」と述べ、「北朝鮮の態度を改める鍵を握っているのは中国である。その上、中国の影響力はますます大きくなっている」と指摘した。
「これまで北朝鮮を保護してきた中国が立場を表明し、より効果的で強力な役割を果たそうとしている兆しがある。更に、驚いたことに、毛沢東主席の孫である人民解放軍の幹部、毛新宇(マオ・シンユー)氏が北朝鮮に非核化を求めている」とデービス特別代表は述べた。
これまでも、長年にわたり制裁を行ってきたが、北朝鮮の核武装への野望を抑止することはできなかった。デービス特別代表はこれについて、「北朝鮮問題に対し、国際社会が団結したことによって、今後の展開についても自信がある」と話している。(翻訳・編集/XC)
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