中国の軍事費拡大は明らかに鈍化している=米専門家が指摘―英紙

Record China    2013年3月7日(木) 12時42分

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5日、英紙フィナンシャル・タイムズは中国の軍事費急拡大の時代は終わりを告げたとの専門家の指摘を報じている。直近の国防費は二桁成長はキープしているものの、2000年代と比べれば伸びは鈍化した。写真は安徽省の駅を巡回する武装警察。

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2013年3月5日、英紙フィナンシャル・タイムズは中国の軍事費急拡大の時代は終わりを告げたとの専門家の指摘を報じている。BBC中国語版が伝えた。

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5日、中国政府は全国人民代表大会(全人代)に2013年度予算案を発表した。中国の国防費は7406億元(約11兆1000億円)で前年比10.7%増と二桁成長を記録した。中国は1989年以降、2010年を除いて国防費の二桁成長を続けている。

しかし米国で中国の軍事について研究しているアダム・リフ、アンドリュー・エリクソンは軍事費の伸びは鈍化していると指摘した。1990年から1999年の国防予算成長率は平均15.7%。2000年から2009年は平均16.7%で推移している。しかし直近3年を見ると、2011年の12.7%、2012年の11.2%、そして今年の10.7%と明らかに鈍化している。

アダム・リフ、アンドリュー・エリクソン両氏は中国の軍事費は高成長を続けているものの、国家にとって最大の支出項目ではなく、旧ソ連とはまったく状況が異なると指摘した。また、中国には透明性が不足しており、実際の軍事費は公表されたものよりはるかに多いとも批判されているが、両氏によると、公表された軍事費と推定された実際の軍事費の差は年々縮小しているという。(翻訳・編集/KT)

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