福井県あわら市、紹興への中学生訪問団派遣を中止=保護者が大気汚染を懸念―中国紙

Record China    2013年2月25日(月) 14時10分

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21日、福井県あわら市は大気汚染による健康への影響を懸念し、友好都市である浙江省紹興市への中学生使節団の派遣を中止することを明らかにした。写真は紹興。

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2013年2月21日、福井県あわら市は大気汚染による健康への影響を懸念し、友好都市である浙江省紹興市への中学生使節団の派遣を中止することを明らかにした。中国都市報が伝えた。

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あわら市は1986年から毎年紹興市に中学生の友好訪問団を派遣していたが、昨年の尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化により、訪問の時期を今年3月に延期していた。だが、2月に保護者から不安の声が上がり始め、学校側は最終的に訪問の中止を決定した。

紹興市人民政府外事・僑務事務局はこの件について「紹興に来られるとは聞いていたが、正式な通知はなかった。訪問リストも届いておらず、日程も準備されていなかった」と述べ、外国の訪問団のキャンセルや直前での日程変更はよくあることとコメントした。

紹興市の対外宣伝事務局の責任者は、「紹興はあくまでも目的地の一つで、訪問団は上海と北京にも行く予定だった。懸念されたのは北京、上海の大気の問題だろう。紹興の空気はそこまでひどい状態ではない」とコメントした。

あわら市は、中国の文学者・魯迅が日本で留学していたときの恩師・藤野厳九郎教授の故郷。魯迅の故郷である紹興市とあわら市は1983年に友好都市協定を結び、あわら市は毎年11月末〜12月初旬頃に学生使節団を派遣している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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