フライメディア 2019年3月25日(月) 13時50分
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近年、3月の香港と言えばあちらこちらでアートの話題が持ち上がる。香港政府観光局は3月を【香港アートマンス】としており、3月は世界規模のアートに関係するイベントが香港で開かれる。
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このアートマンスに行われるイベントの中で最大のものは、なんと言ってもアジア最大級のアートフェアである『アート・バーゼル』であろう。第7回目となる2019年の開催期間は3月29-31日となり、期間中は若手アーティストから世界に名の知れた有名アーティストの作品まで、世界36カ国の国の240以上のギャラリーが香港コンベンション&エキジビションセンターに集結をする一大イベントとなる。
また、セントラルのハーバーフロントでは3月27-31日まで『アートセントラル』が開かれる。これは今年5回目となるイベントで、アジアパシフィック地域を中心に100以上のギャラリーが集まる。期間中は展示のみではなく、講演会なども予定されているとの事だ。
アートマンスの間は、舞台芸術に関するイベントも盛んになる。『香港芸術節』は2月21日~3月23日まで。この期間は観劇、ダンス、オペラ、音楽などの多岐に渡る公演が行われ、世界中から1700人を超すアーティストが香港に集まる。
今年の特別な話題といえば『KAWS:HOLIDAYプロジェクト』であろう。3月22日~31日までの間、香港を象徴するビクトリアハーバーに世界を代表するアーティスト、KAWSの人気キャラクターであるCOMPANIONのフィギアが展示される。このイベントはソウル、台北に次いで香港が3番目の開催地となっている。37メートルもあるフィギアはKAWSの過去最大のリクライニング作品(寝そべる形で展示)という事で、巨大なフィギアがどのように設置されて人々を楽しませてくれるのか、今から話題になっている。
写真のうち、セントラルのランドマークに設置されていたのはKAWSのCOMPANIONの一つ。
アートマンス中のKAWS:HOLIDAY Hong Kongで使われるフィギアとは違うものであるが、写真のランドマークの展示も人気を集めていた。
また、このアートマンスの間は民間の動きも盛んとなっている。非営利団体のHKWALLSが主催をするHKWALLS Festivalは町とアートを融合させ、数多くの人気ストリートアートを香港の町に残してきている。2019年度は3月23-31日までワンチャイで開催され、世界より選ばれたストリートアーティストが来港し、ワンチャイの町に新しい色取りを添えていくことになる。
写真のうち、巨大な壁画は2018年に行われたHKWALLS Festivalの中の一作品。
このような巨大な壁画が生活の中に融合をしていくのは新旧東西が溶け込んでいる香港ならではの光景。イベント目白押しの香港アートマンス。3月は香港でアート文化が花開く、見逃せない月間である。(提供/フライメディア)
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