中国、国産大型旅客機C919に期待=ボーイングとエアバス依存を減らす―仏紙

Record China    2019年3月19日(火) 5時20分

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16日、仏紙ル・モンド(電子版)はこのほど、「中国は2021年からの納入が予定されている国産大型旅客機C919がボーイングとエアバスへの依存を減らすと期待している」と報じた。写真はC919。

2019年3月16日、中国メディアの参考消息網によると、仏紙ル・モンド(電子版)は14日、「中国は21年からの納入が予定されている国産大型旅客機C919がボーイングとエアバスへの依存を減らすと期待している」と報じた。

ル・モンドの記事はまず、エチオピア航空が運航する米ボーイングの新小型旅客機737MAX8が10日墜落し、乗客乗員157人全員が死亡したことを受け、中国が世界に先駆けて同型機の運航停止を発表したことを紹介。「中国の決定は米国企業にとって大きな打撃だ。中国の各航空会社はボーイング737MAX8の主要顧客であり、ボーイングは中国の各航空会社にすでに76機を納入し、さらに104機を受注している」とし、「これは同時に、中国は国産旅客機の開発に努力しているものの、中国の航空会社が依然として中長距離旅客機においてボーイングとエアバスの独占に依存していることを明らかにした」と指摘した。

記事は続けて、C919について「座席数168席、最大航続距離5500キロに設計されているこのメード・イン・チャイナの中距離旅客機は、エアバスA320とボーイング737と競合することになる」とし、「中国は22年から24年の間に世界最大の民用航空市場になるとみられている。C919プロジェクトは中国の技術的台頭の象徴だ」「現時点で、C919の国内外の顧客は28社、受注総数は815機に上る」などと紹介した。

記事はさらに、「C919は、中国の野心における第一歩にすぎない」とし、「中国の航空業界における次のステップは、コアテクノロジー全体の掌握だ。中国はこの目標達成に向けて少しも惜しまない。中国は16年、C919向けの100%国産エンジンを開発するため、業界の複数の会社と研究機関を結集し、中国航空発動機集団を設立した」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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