Record China 2019年3月15日(金) 8時20分
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13日、華字メディア・日本新華僑報網は、「なぜ『両会』の記者会見で日中関係についての『金言』がなくなったのか」とする記事を掲載した。写真は北京の人民大会堂。
2019年3月13日、華字メディア・日本新華僑報網は、「なぜ『両会』の記者会見で日中関係についての『金言』がなくなったのか」とする記事を掲載した。
中国では3月になると年に一度の全国両会(全国人民代表大会、全国人民政治協商会議)が開幕する。
記事はまず、「この2年、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は両会で『男神(男性アイドル)』になった」と指摘した。
王外相は昨年3月の全人代の記者会見で、「中国崩壊論」について問われ「中国崩壊論が先に崩壊してしまい、国際的なジョークになってしまった」と回答した。
日本と米国が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」は、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗するものだとの指摘については、「今はもう冷戦の時代ではない。小さなグループで競い合っても市場をなくすだけだ」とした。
日中関係については、「日本が迷わず、むちゃなことをせず、後退せず、客観的に中国の発展に対応し認めさえすれば、中国は日本と同じ目標に向かって歩み寄り、両国関係が健全で安定した発展の軌道に戻れるよう共同で推し進めたい」と語った。
また、「自分は中国人だが精神的には日本人」と考える中国の若者を指す「精日」については、「精日は中国人のクズだ」と激怒したことなども話題になった。
記事は、「だが今年の両会では、例年に比べて日中関係についての金言を探すのは難しい」とし、「日本のネット上でも『失望』などの声が上がっている」とした。
記事は、こうした状況について「中国が日本との関係を十分に思量していることが反映されたものだ」とし、「2018年に日中関係は(毛沢東が詠んだ詩の一部の)『風景這辺独好(風景は独特で良いもの)』とまでは言えないものの、コンロの上の良い酒のように温かくなっていることから、わざわざ『金言』を使用する必要はないと思われる」などと論じている。(翻訳・編集/柳川)
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