Record China 2007年3月31日(土) 23時45分
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2007年3月29日、広東省広州市・文南路の珠江沿い建築現場から、400年近く前の明代のものと見られる「大砲」が発見された。発見当初、現場責任者は調査を拒否。警官の説得でしぶしぶ許可をし、調査が始まった。
2007年3月29日、広東省広州市・文南路の珠江沿い建築現場から、400年近く前の明代のものと見られる、「大砲」が発見された。しかし現場責任者は、市文物考古研究所職員の調査を拒否。警察が出動する騒動が起こった。
この日の午後、市民の通報を受けた記者は現場を訪問。だが、鉄の扉で閉められた現場には入ることは出来なかった。取材を申し込んでも、反応はなし。現場には市文物考古研究所の職員3人もいたが、閉め出されて困惑していた。
法律では建築現場で遺物が発見された場合、現場を保存し、専門家による調査を速やかに行うよう定められている。だがここの責任者は、工事の一時停止を求められることを恐れ、調査を拒否しているようだ。らちがあかないため、研究所職員は警察に通報。駆けつけた警官にも調査の受け入れを拒否していた責任者だったが、20分に渡る説得の末、しぶしぶと許可をした。
見つかった「大砲」は全長1.7m、直径25cm、重さ約120kg。砲身には「巡南御史崇禎十七年九月」など、多数の文字が彫られている。研究所職員は「砲身に文字が彫られているケースは少ない。この大砲は、学術的な貴重な価値を持つ可能性がある」とコメントし、調査を開始した。(翻訳・高口康太/編集・饒波貴子)
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