中国人女性の6割が「一人旅」 機内食を重視

人民網日本語版    2019年3月9日(土) 11時30分

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オンライン旅行サイト「携程旅行網」がこのほど発表した「2018年度女性飛行機搭乗報告」によると、一人旅に出る女性は日ごとに増加、「一人旅」をする層の5割を占めるまでとなった。

「ウーマノミクス(女性経済)」ブームの到来にともない、女性は、観光市場の中心層の一つともなっている。オンライン旅行サイト「携程旅行網」がこのほど発表した「2018年度女性飛行機搭乗報告」によると、一人旅に出る女性は日ごとに増加、「一人旅」をする層の5割を占めるまでとなった。また、フライトを選択する際には、女性は機内食の評判をより重視する傾向が高いという。

〇航空機利用回数は2017年比0.2回増 2000年生まれの旅行が急成長

この2年間、海外に飛び出して「世界を見たい」という中国人女性の情熱は、男性にも劣らず、航空機利用回数は増加の一途を辿っている。

2018年、携程サイトを利用して航空券を予約した女性ユーザーは、世界223カ国・地域にあまねく足を伸ばし、1人あたり年平均航空機利用回数は3.2回と、2017年比0.2回増加した。

このうち、上海に住むユーザーは、2018年通年で36カ国・地域を訪れたとして、「スーパー飛行女性」とも呼ぶべきだ。

携程の統計データによると、「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」が、女性旅行者の中心層となっているとともに、「00後(2000年代生まれ)」の女性が女性客全体に占める割合も大幅に増加、増加スピードは35%を上回った。

「80後」と「90後」の親は、親子関係と子供の教育をひときわ重視していることから、可能な限りチャンスを作って、子供を連れて旅に出ようとしている。このため、子連れ旅行は、今では、多くの女性にとって、通常の旅行となっている。

携程の航空券ビッグデータによると、旅行熱が最も高い市民を擁する都市トップ10は、上海、北京、広州、珠海、常州、杭州成都青島重慶西安だった。

〇一人旅と親友旅が盛んに 居住地別旅行者数トップは北京

仕事や生活などさまざまな圧力から解放されるために、「一人旅」をする女性がますます増えている。2018年、携程サイトで1人分の航空券の予約購入データをみると、女性客が前年比14%増の58%を占めた。

では、一人旅をする女性は、どこに行くのだろうか?携程の航空券ビッグデータによると、一人旅の出発地トップ10は、北京、上海、深セン、広州、成都、重慶、西安、武漢天津、厦門(アモイ)だった。

目的地については、女性はロマンチックな雰囲気満点の旅行先を選ぶ傾向が高いようだ。携程の航空券予約データによると、成都、杭州、厦門、麗江、三亜などが、一人旅をする人に最も人気が高い旅行目的地だった。

仲の良い親友同士で旅にでる女性も少なくない。「親友旅行」の人気目的地トップ5は、烏鎮、張家界、西蔵(チベット)、青海、大理だった。

〇機内食の評判は極めて重要 窓際の座席が人気

自分が好きな旅行目的地を選ぶほか、女性が航空機を利用して旅に出るとき、男性とは異なる傾向が見られる。女性客1千人を対象とした携程の調査研究から、航空機を選ぶ際の三大重要ポイントは、機内食、WiFi、定刻運航率で、ベジタリアン機内食を提供するフライトに対する人気がますます高まっているという。

回答者の42%は、「航空券を予約する際には、機内食の評判に最も注意する」と答え、「鶏肉飯や牛肉麺が提供されないこと」が、最も期待することとなった。

航空機を利用する際、女性はどの位置の座席を最も好むのだろう?携程の統計データによると、「窓側」を希望する女性が最も多く31%を占め、「前方」と「通路側」がこれに続いた。

また、2018年、女性客が中国国内線フライトを予約する際、特に高齢者や乳幼児連れの場合は、航空機での旅をより快適なものとするため、座席の予約とともに、空港内のVIPルームを予約する傾向がみられた。(編集KM)

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