安倍首相による旧正月の挨拶、前代未聞の大反響―日本華字紙

Record China    2013年2月12日(火) 17時54分

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2月、日本華字紙・中文導報が、安倍首相の旧正月の挨拶に関する社説を掲載した。首相の挨拶には例年になく注目が集まっており、日中関係の動向に高い関心が寄せられている。

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2013年2月2期の日本華字紙・中文導報によると、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長やオバマ米大統領、キャメロン英首相ら各国首脳が中国の旧正月を祝う挨拶を行ったが、安倍晋三首相も今月10日の旧正月を前に、日本の華字紙・中文導報を通じて在日華僑へ向けた新年の挨拶を掲載した。

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日本の首相が同紙を通じて在日華僑への新年の挨拶をするのはこれで6回目。尖閣諸島の領有問題や、つい先日に起きた中国人民解放軍による自衛隊艦船へのレーダー照射問題など、日中関係のこじれが深刻な状態が続いている中でも、例年通りの祝いの言葉が贈られた。

安倍首相は挨拶の中で、中国人にとって重要な節目に当たる旧正月を祝いつつ「個別の問題があっても『戦略的互恵関係』の原点に立ち戻って、大局的観点から関係を進めていくことが重要」とし、「華人の皆様が、それぞれのお立場で日中関係の発展のために引き続き御尽力いただくことを期待している」と述べ、日中関係改善への姿勢を示している。

これが “中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、大きな反響を呼んだ。安倍首相の言葉は無数に転載され、多くの意見も投稿された。日本の首相による旧正月の挨拶としては、前代未聞の大きな反応だったという。その反応としては、「領土問題で妥協はできないが、日中は互いに尊重し合うべきだ」と理性的に評価を示す声や、両国関係が緊張状態にある今年も例年通りの挨拶があったことを好意的に見つつ「もめ事を起こさないでほしい」とする声、「うわべだけだ」と警戒する声、首相の挨拶も日本の姿勢も徹底的に否定する声などさまざま。いずれにしても、日中関係の今後の行方に高い関心が集まっていることが伺える。(翻訳・編集/岡田)

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