Record China 2019年3月7日(木) 14時0分
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韓国のスモッグは中国から飛来とする文在寅大統領の発言をめぐり、中国外交部の陸慷報道官は6日、「北京のPM2.5の数値はそれほど高くないようだが」などと指摘した。写真は陸慷報道官。
韓国のスモッグは中国から飛来とする文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言をめぐり、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は6日、「北京のPM2.5の数値はそれほど高くないようだが」などと指摘した。
この日の定例記者会見で出た「文大統領は中国から来るスモッグの影響を減らすため、中国側に協力を求めているとの考えを示した。これをどう評価するか」との質問に答えたもので、陸報道官は「そのような報道はまだ目にしていない」とした上で、「韓国が十分な根拠に基づいて『中国から来た』と判断したかどうかは、把握していない」と発言。「ここ数日の報道によると、ソウルのPM2.5の濃度は1立方メートル当たり147マイクログラムに達したようだが、北京はそんなに高くないようだ」と述べ、韓国のスモッグの原因が何であるかは科学的な姿勢で観察すべきとの認識を示した。
観察者網によると、韓国ソウルでは今月1日から深刻な大気汚染が起き、6日連続で一部自動車の走行を制限するなどの措置が取られた。最大野党・自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は6日、「文大統領は訪中時にスモッグへの共同対応を中国と約束したが、これまで実際的な措置が行われていない」と大統領を批判。ネットユーザーの意見を引用する形で、「文大統領はスモッグ問題の責任を負うべき」としたという。(翻訳・編集/野谷)
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