<レーダー照射>中国政府初の正式談話、「一方的な虚偽情報」と日本を強く非難―中国国防部

Record China    2013年2月8日(金) 16時20分

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8日、中国海軍の艦艇が海自護衛艦に射撃用レーダーを照射した事件について、中国国防部は公式サイト上で説明文を掲載。中国政府として初の正式な談話を発表する運びとなった。資料写真。

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2013年2月8日、中国海軍の艦艇が海自護衛艦に射撃用レーダーを照射した事件について、中国国防部は公式サイト上で説明文を掲載。中国政府として初の正式な談話を発表する運びとなった。中国国営・新華社の報道。

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日本の小野寺五典防衛相は5日、前月30日に東シナ海で中国の艦艇が海自護衛艦に向けて射撃管制用レーダーを照射していたと発表した。これについて7日、中国国防部がこの事実を否定する声明を出した。「日本の戦闘機が中国監視船などに接近したことが両国空・海の安全を脅かしている」と主張している。

8日、中国国防部は公式サイト上でさらに詳細な説明を加えた。これによると先月19日、中国海軍の護衛艦1隻が東シナ海周辺で定期訓練を行っていた際、自衛隊の艦載ヘリが接近してきたために艦載レーダーで警戒を行った。さらに30日朝、中国艦艇が同じく東シナ海海域で定期訓練を行っていた際にも、日本の護衛艦ゆうだちが近距離に接近、追跡と監視を行ったため、同様に艦載レーダーで通常の警戒を行った。射撃管制レーダーを使用していたという日本側の主張は「事実ではない」としりぞけている。

また、「最近になって日本側は、中国軍の正常な訓練活動に関して間断なく事実と異なる主張を重ね、今回の件においても中国側に事実確認をすることなく、一方的に虚偽の情報を報道機関に流し、政府高官も無責任な見解を発表することで“中国脅威論”を煽って、情勢の緊張や国際世論のミスリードを呼び込んでいることは、警戒と熟考に値する」と、激しい非難を表明している。(翻訳・編集/愛玉)

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