<レーダー照射>日本は騒ぎ過ぎ!自衛隊は中国艦船を日に百回もロックオンしている―中国紙

Record China    2013年2月7日(木) 8時40分

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6日、中国紙・新聞晩報は記事「ロックオンは日常茶飯事、中国軍艦もたびたび日本側にロックオンされている」を掲載した。自衛隊艦船が中国艦艇をロックオンすることなど日常茶飯事だと反論している。資料写真。

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2013年2月6日、中国紙・新聞晩報は記事「ロックオンは日常茶飯事、中国軍艦もたびたび日本側にロックオンされている」を掲載した。記事の主旨は以下のとおり。

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5日、小野寺五典防衛相は記者会見を開き、中国の軍艦が日本護衛艦に向けて射撃管制用レーダーを照射していたことを明らかにした。なるほど、これが事実だとすれば確かに敵対的な行為と言えよう。

だが中国艦隊の30年以上の遠洋航海の歴史にとって、このような事態は決して珍しいことではない。中国の艦隊が遠洋航海に出港するたび、自衛隊の艦載機やP-3C対潜哨戒機が追尾してくるのはもはや恒例行事。日本防衛省のウェブサイトには中国艦艇の写真が大量にアップされている。

そうした中で、レーダーに捕捉されるのも珍しいことではない。中国青年報の報道によると、昨年2012年12月、西太平洋での遠洋実戦訓練に旅立った中国の艦隊は9日夜から10日午前にかけて、自衛隊の艦船、航空機に追尾された。その際、100回近くも不審なレーダー信号をキャッチしたという。

新聞晩報は以上のように主張し、日本側は大げさに騒ぎ立てていると批判している。ただし記事を読む限り、射撃管制用レーダーの意味を理解していないようだ。射撃管制用レーダーはミサイルや火砲による射撃を実施するにあたって対象を補足・追尾するためのもの。通常のレーダーとは周波数も異なる。

自衛隊が中国海軍を追尾していた時に射撃管制用レーダーを使用していたとは考えづらいが、新聞晩報はこれを混同しているようだ。また同日付の記事「射撃管制用レーダーのロックオンは何を意味しているのか?」では、防衛相記者会見によると日中艦艇の距離はわずか3キロで目視できる距離。射撃管制用レーダーを使用する必要はなかったと的外れな記述をしている。

もっとも通常のレーダーと射撃管制用レーダーとを混同しているのは新聞晩報だけではない。中国のマイクロブログなどの書き込みを見ると、「レーダーを使ったぐらいで何を怒っているのか?」といった意見も少なくない。(翻訳・編集/KT)

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