中国のウイグル族学者、北京空港で出国差し止めに―英メディア

Record China    2013年2月4日(月) 14時16分

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2日、新彊ウイグル自治区出身の経済学者イルハム・トフティ氏が北京空港で数時間にわたって出国を一時差し止められる事件が起きた。写真はイルハム・トフティ氏。

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2013年2月2日、新彊ウイグル自治区出身の経済学者イルハム・トフティ氏が北京空港で半日にわたって身柄を拘束され、出国も差し止められる事件が起きた。トフティ氏は漢族とウイグル族の相互理解を目的とするウェブサイト「ウイグルオンライン」の開設者でもある。3日付で英BBC中国語サイトが伝えた。

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AP通信が伝えたところによれば、トフティ氏は1年間の客員研究員として米インディアナ大学へ向かおうとしていた。午前8時45分から午後9時まで出国を差し止められ、その間3組の警察官から取り調べを受けたほか、身柄を拘束されていることは外部にまったく知らされていなかったという。

トフティ氏は身柄を拘束され、出国も差し止められたことについて「彼らは理由もなく疑い、理由もなく拘束し、理由もなく市民の旅行する権利をはく奪している」とし、「彼らの残酷で野蛮な行為を強く非難し、今後も旅行の権利を求める」と話している。

トフティ氏はウイグル独立を主張していないものの、中国の民族政策に関する言論が当局から危険視されている。2009年のウイグル騒乱以降、たびたび旅行を禁じられ、軟禁状態に置かれたほか、中国国家安全部によりトフティ氏の子息(6歳)の居住許可が没収され、学校に通えなくされたとAP通信は報じている。(翻訳・編集/岡田)

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