Record China 2013年2月4日(月) 17時2分
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2日、香港の俳優で映画監督のチャウ・シンチーの吹き替えを20年も務めてきた声優が、最新作「西遊・降魔篇」では声を失っている。写真は声優の石班瑜。
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2013年2月2日、香港の俳優で映画監督のチャウ・シンチー(周星馳)の吹き替えを20年も務めてきた声優が、最新作「西遊・降魔篇」では声を失っている。NOWnewsが伝えた。
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1990年の映画「ゴッドギャンブラー」に始まり、08年の「ミラクル7号」までずっとチャウ・シンチーの吹き替え(北京語)を務めてきたのが、台湾の声優・石班瑜(シー・パンユー)。シンチーのファンならずとも、彼の名前は多くの人が知っているほど。その特徴的な笑い声は、シンチーの映画をヒットさせる大きな機動力になった。これまで30作以上にわたって、“陰の男”として貢献してきた。
しかし、今月公開の最新作「西遊・降魔篇」では、シンチーは監督だけで演じていない。このため、石班瑜は声を失ったことに。しかもシンチーが先日、メディアの前で「俳優卒業」の意思をチラリとのぞかせたため、石班瑜の声が二度と聞けないのでは?と懸念するファンも多い。
すでに5年もシンチーとの間に連絡がないという石班瑜だが、インタビューで語ったところによると、恨めしい気持ちは一切ない様子。「最新作も間違いなくヒットするよ!」と、自身に縁のなかった「西遊・降魔篇」について語っている。これまで吹き替えの仕事では、完璧主義者のシンチーと一つのセリフについて何時間も討論することも。時には吹き替え版のセリフを変えることもあったという。
石班瑜は声優だけでなく、普段はツアーガイドの仕事をし、さらに映画の脚本も書いている。実は映画化したい作品があるというが、シンチーに出演依頼してみれば?の質問には、「僕らは格差がありすぎる」と笑って答えていた。(翻訳・編集/Mathilda)
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