サッポロビールが中国・スーパープレミアム市場でブランディング展開、その他

Record China    2019年2月26日(火) 18時20分

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サッポロビールがAB-INBEV(中国)と提携して中国に正式進出。スーパープレミアム市場での浸透を狙う。写真は上海市内で開催したAB-INBEV(中国)との共同記者会見。

サッポロビールがAB-INBEV(中国)と提携して中国に正式進出。スーパープレミアム市場での浸透を狙う。香港企業のエムテリジェントはビッグデータを活用して中国のEC市場を商品軸/人軸で分析するサービスの日本向け提供を開始した。トレンドExpressの中国向けCtoC型越境ECサービス「越境EC X」が、特定保健用食品であるオルビス ディフェンセラの取り扱いを始めた。

●サッポロビール、中国・スーパープレミアム市場でブランディング展開

サッポロビールは20日、中国進出に当たっての提携先であるAB-INBEV(中国)と上海市内で共同記者会見を行い、中国市場に正式参入したことを改めて発表した。

サッポロビールの高島英也社長は会見で、「AB-INBEV(中国)社とタッグを組み、商品をスーパープレミアム市場に導入することで、中国におけるサッポロプレミアムビールのブランド確立を目指す」などと発言した。

中国市場では、消費者の「よりよい商品」を求める傾向が強まっている。政府も消費者の求めに応じねばならないとして、消費生活の質の向上をもたらす外資進出は歓迎する方針を示している。サッポロビールの中国市場に対する取り組みも、市場や政府の方針に合致したものと理解できる。

●香港企業がECビッグデータを用いた中国市場の「360度分析サービス」を開始

香港に本社を置くM-telligent Solutions(エムテリジェント)は25日付で、ECビッグデータを活用して中国のEC市場を商品軸/人軸で分析するサービス「MT360 Analysis」の日本向け提供を開始したと発表した。

同サービスは、中国市場での顧客や市場、自社・競合などを「360度分析」するサービスで、対象カテゴリー全体の傾向を把握することで、消費財メーカーはカテゴリーの売り上げやユーザーの増減、トレンドが分かり、カテゴリーユーザーの属性分析やターゲット別の戦略構築策定も可能という。

●トレンドExpress、オルビスの特定保健用食品をCtoC型越境ECサービスで取扱い

ホットリンクは25日付で、同社グループのトレンドExpressが同日、越境ECサービス「越境EC X(イーシー・クロス)」でポーラ・オルビスグループのオルビスの「ORBIS DEFENCERA(オルビス ディフェンセラ)」の取り扱いを始めたと発表した。オルビス ディフェンセラは日本で初めて、肌への機能が認められた特定保健用食品。

オルビスは、2月、中国市場でのブランド拡大を目的として、BtoCの越境ECプラットフォームであるアリババグループの「天猫国際(Tmall Global)」でディフェンセラの販売を開始した。CtoCチャネルでもブランド認知促進・売上拡大に取り組むため、「越境EC X」を活用することにした。

「越境EC X」は、中国SNSのビッグデータ分析(クチコミ分析)とソーシャルバイヤーの情報発信力とを活用する中国ECアプリ「微店(ウェイディエン)」を通じて、企業が売り込みたい商品をオンライン・オフラインの両面からさまざまな方法でPRする。まずは、「微店」がネットワークする日本商品を扱う数十万人のソーシャルバイヤーに向けて、企業が売り込みたい商品をオンライン・オフライン両方のさまざまな方法でPRし、ソーシャルバイヤーを動かすことで一般消費者への販売を推進する。(翻訳・編集/如月隼人

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