「さらば、わが愛/覇王別姫」はチェン・カイコー監督作品にあらず?「父親が代作」の噂―中国

Record China    2013年1月28日(月) 20時59分

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27日、チェン・カイコー監督の名を世界に響かせた映画「さらば、わが愛/覇王別姫」について、監督による作品ではなかったとの噂がネット界に浮上。関係者がこぞって否定している。写真はチェン・カイコー監督。

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2013年1月27日、中国の映画監督チェン・カイコー(陳凱歌)の名を世界に響かせた名作「さらば、わが愛/覇王別姫」について、監督による作品ではなかったとの噂がネット界に浮上。関係者がこぞって否定している。羊城晩報が伝えた。

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項羽と虞美人の最期を綴った京劇の演目「覇王別姫」をモチーフに、これを十八番とする天才役者2人の、数奇かつ愛憎に満ちた人生を描く「さらば、わが愛/覇王別姫」。93年の第46回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞し、チェン監督の名を国際社会に知らしめた名作だ。

この映画について最近、中国のインターネット上に「本当はチェン・カイコーの作品ではない」との書き込みがされた。映画界の事情通の話として、チェン監督の父親で同じく著名映画監督チェン・ホアイカイ(陳懐皚)の作品だと指摘している。

この話題について27日、チェン監督の事務所広報が即対応。画家が単独で作品を描き上げるのとは違い、映画はキャストやスタッフが数百人規模で作り上げるもの。それだけ多くの人の目がありながら、チェン監督が“代役”を立てるのは「ありえない」としている。また、チェン・ホアイカイ氏は撮影当時、ガン治療のため入院中。病院に入ったまま94年に死去していることも否定の大きな根拠だ。

同作で主演したレスリー・チャン(張国栄)の子供時代を演じた俳優ユン・ジー(尹治)も、これを聞きつけて否定。現場見舞いに来たチェン・ホアイカイ氏を見かけたことはあるが、明らかに病の身で、撮影指導するような体力はなかったという。今回の報道について「バカらしい」とコメントしている。(翻訳・編集/Mathilda

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