Record China 2013年1月25日(金) 8時40分
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24日、中国・重慶市で複数の官僚が“美人局”に遭い、その脅迫の材料として盗撮された動画がインターネット上に拡散した問題で、被害者の6人は事件後も何の影響もなく業務を続け、のちに昇進を果たした者も少なくなかったことがわかった。資料写真。
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2013年1月24日、中国・重慶市で複数の官僚が“美人局”に遭い、その脅迫の材料として盗撮された動画がインターネット上に拡散した問題で、被害者の6人は事件後も何の影響もなく業務を続け、のちに昇進を果たした者も少なくなかったことがわかった。南方都市報の報道。
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事件は2008〜2009年にかけて立て続けに起こった。市内の投資コンサル企業・重慶永煌グループが自社の女性職員3人を動員して、同市の官僚にハニートラップを仕掛けたもの。3人のうち、創業者の愛人だった趙紅霞(ジャオ・ホンシア)が中心となって、まずは携帯メールで目星をつけた官僚らに接近。食事やお茶を重ね、気心が知れてきたころにホテルの部屋に誘う。その際、女性はピンホールカメラを持ち込んで情事の様子を盗撮する。その後、男性陣が出動し、「俺の妻を寝盗った」と暴行を加え、証拠動画を見せて脅迫を働く。これによって被害に遭ったのは重慶市の官僚5人と不動産企業の会長、計6人。
事件は2009年末に警察が介入することで解決するかに見えたが、この証拠動画の存在を隠すためだったのだろうか、重慶市当局は突如この捜査を打ち切る。事件はそのまま風化するはずだった。
3年後の2012年11月。6人の被害者の1人である重慶市北碚区共産党委員会の雷政富(レイ・ジョンフー)書記(当時)の動画が流出。時は第18回共産党大会が閉幕し、中国の新リーダーに内定した習近平(シー・ジンピン)総書記が「反腐敗、汚職撲滅」を掲げたばかりという最悪のタイミング。動画はインターネットを通じて瞬く間に拡散し、ニュース番組も取り上げるほどの騒動となり、世間から激しい非難を浴びた。雷書記(当時)はすでに懲戒免職処分になっているが、一連の事件が明るみに出るまでの3年間、6人のうちの多くが職を解かれるどころか昇進までしていたことが最近の調べで判明している。(翻訳・編集/愛玉)
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