Record China 2013年1月21日(月) 15時52分
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17日、清朝の面影を残す鐘鼓楼付近に、北京市政府が当時を再現した広場を造ろうと計画しているが、北京の伝統的家屋である四合院数十棟が撤去されることになるため、保護を主張する人からは四合院も文化遺産の一部だと反対の声が上がっている。写真は鐘鼓楼。
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2013年1月17日、AP通信によると、18世紀清朝の面影を残す鐘鼓楼付近に、北京市政府が当時を再現した広場を造ろうと計画している。しかしそのためには、北京の伝統的家屋である四合院数十棟が撤去されることになるため、保護を主張する人からは四合院も文化遺産の一部だと反対の声が上がっている。19日付で環球時報が伝えた。
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北京文化遺産保護センターの設立者である何戌中(ホー・シュウジョン)氏は、文化遺産の保護は継承と蓄積であるべきで、かつて栄えた時期を模したものであるべきではないと主張する。
また、英国人企業家であり、鐘鼓楼付近の四合院に住んで9年になるジョンソン・ヒル氏は、胡同(フートン・北京の古い街並みが残る細い路地のこと)は北京の生きた博物館だと考えている。故宮や多くの文化スポットを訪れても何も感じないが、胡同を歩けば、北京に残されている中国らしさを感じることができると語る。また、わが子に「人と人の間で育ってほしい」と考えて胡同での生活を選んだといい、彼の人生で最も美しい日々は胡同での暮らしとまで言い切る。
鐘鼓楼広場のある東城区政府によれば、撤去する家屋の中には、最も古いもので1911年から49年ごろに建てられたものも存在するが、大多数は70年代に再建されたものであり、歴史的価値がないだけでなく、1人当たりの居住面積が20平方メートルと狭く、火事の危険性もあるという。
また、住民も転居先となる市郊外のマンションで暮らすことを望んでいるようだ。64歳の劉さんは、3世代が二間の狭い部屋に押し込められていたといい、冬は室内でも綿入れの上着を着なければならないほど寒く、ベッドが部屋の半分を占めていたため、客はベッドに腰掛けるしかなかったと漏らした。(翻訳・編集/中原)
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