「娘に会ってほしい」熱狂ファンの父親が、アンディ・ラウに死の訴え

Record China    2007年3月29日(木) 19時43分

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「アンディ・ラウに会いたい!」娘のその願いをかなえるため、1人の老人が自らの死をもって訴えた。

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中国の楊麗娟(ヤン・リージュエン)さん29歳は、香港のビッグスター、アンディ・ラウの熱狂的な追っかけファンとして有名だ。16才から13年間、熱心な追っかけ活動を続けてきたという。楊さん一家は、その娘を応援するため家財を全てつぎこみ、費用を作ってあげていたそうだ。さらに彼女の父親は、費用捻出のために腎臓を売ると発言し、注目を浴びていた。

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2007年3月、ついに麗娟さんの夢がかなう日がやってきた。13年間にわたるアンディに会う夢を実現するために、彼女は香港に来たのだ。だが、実際にアンディに会った麗娟さんは、満足しなかったという。13年も待ったにも関わらず、その対面時間があまりにも短すぎたからだ。麗娟さんの父親は「少なくとも2人きりで、会話する時間を作るべきだった」と激怒。死をもって抗議する、と明言していた。

2007年3月25日、麗娟さんの父親はそのことば通り、自らの死をもってアンディに抗議した。一家はアンディに会うため香港に来たものの、旅費が尽きてしまい、24時間営業のファーストフード店に泊まっていたという。25日明け方、父は妻と娘を残し1人店を出て、海へと飛び込んだ。残された遺書には、アンディ宛に「この死に報いるためにも、娘に会ってほしい」と書かれてあった。麗娟さんは父の死に動揺しつつも、自分と父の願いをかなえてほしい、とアンディにお願いすると言っている。

この熱狂的な中国人ファン女性と家族は、過去中国国内や香港で話題になっていた。ファン思いで知られるアンディだが、中華圏では数万人のファンを動員するスーパースター。1人1人の対応はできない、というのが現実だろう。この父親の死をどういう気持ちで受け止めているのだろうか。(翻訳・高口康太/編集・饒波貴子)

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