北京の大気汚染、予防グッズが大人気=空気清浄機やマスクの売上高は通常の数倍―北京市

Record China    2013年1月16日(水) 11時12分

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15日、中国・北京市はここ数日、深刻な大気汚染に見舞われている。この影響を受けた中国の主要ECサイトでは、マスクや空気清浄機等の売れ行きが好調で、一部の商品は品切れが生じていた。写真は北京市のスーパーで品切れになるマスク。

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2013年1月15日、中国・北京市はここ数日、深刻な大気汚染に見舞われている。北京市気象台は最も警告の度合いが強い「オレンジ警報」を発令した。この影響を受けた中国の主要ECサイトでは、マスクや空気清浄機等の売れ行きが好調で、一部の商品は品切れが生じていた。新京報が伝えた。

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◆空気清浄機の販売が好調

北京市の蔡(ツァイ)さんは、「一週間ほど前に空気清浄機の購入を検討した。京東商城(中国2位のオンラインショッピングモール)で、フィリップスの約3000元(約4万2000円)の機種の在庫があったので、比較対照してから昨日になり購入を決めた。しかしフィリップスのすべての機種が品切れになっていた。この数日間は空気清浄機の販売が好調すぎて、みながこぞって購入している」と語った。

蔡さんの経験は単なる一例ではない。京東商城のデータによると、北京地区の1月12日・13日の空気清浄機の売上高は、通常の5倍以上に達した。天猫(中国最大のオンラインショッピングモール)のデータもまた、空気清浄機の販売が近日増加していることを示した。遠大空調有限公司を例とすると、2624元(約3万6740円)の空気清浄機の月間販売台数は137台に達したが、そのうち47台は1月10〜13日の間に販売された。

◆マスクがバカ売れ

マスクは北京で大人気の商品となった。淘宝網(タオバオ)の関係者は、「少なく見積もっても、淘宝網と天猫は過去数日間、北京地区で毎日1万点以上のマスクを販売した」と語った。

C2C大手の当当網の関係者は、「過去3日間のマスクの販売量は1万5000点に達し、通常時の430%増となった」と語った。蘇寧易購、易迅網等のECサイトも、マスクの検索件数が急増し、在庫の確保を急いでいると表明した。

本紙が各ECサイトを調べたところ、防塵・防菌の機能を持つマスクが中心で、3Mや緑盾ブランドの商品の人気が高かった。

緑盾PM2.5マスク生産企業の康綸繊維科技股[にんべんに分]有限公司の趙丹青(ジャオ・ダンチン)董事長は今月14日、取材に応じた際に、「マスクの売れ行きが好調で、当社の天猫旗艦店の販売量は数倍も増加した。京東商城は9〜10月、半月毎に当社から仕入れを行っていたが、12月になってからは週2回に増加した」と述べた。

◆薬品の販売が増加

開心人大薬房集団傘下のオンラインサイト・開心人網上薬店は、「マスクは副次的な商品であるため、在庫が少なく、2種類のN95マスクは日曜日に品切れになった。マスクの他に、抗ウイルス剤やインフルエンザ治療薬も在庫が少なく、一部は品切れになっている」と表明した。

同サイトの関係者である梁永強(リョン・ヨンチアン)氏は、「オンライン・実店舗を含め、当社の呼吸器感染症、抗菌、鎮痛剤の売上高は近日、通常より10数%増加している。これは今年の北京の厳冬、および病原菌が汚染された大気に混じり拡散されないことから、呼吸器疾患やインフルエンザが流行しているためだ」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)

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