天安門事件の亡命学者、高齢の母に会うためひそかに帰国―中国

Record China    2013年1月14日(月) 11時32分

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13日、BBC中国語サイトは記事「天安門事件後に亡命した学者・呉仁華、難関を突破し中国に帰還」を掲載した。米国籍を取得してのひそかな帰国だったという。写真は呉仁華。

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2013年1月13日、BBC中国語サイトは記事「天安門事件後に亡命した学者・呉仁華、難関を突破し中国に帰還」を掲載した。

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呉仁華(ウー・レンホア)は中国政法大学の元講師。天安門事件につながる、初の学生デモの組織に関与した。1989年6月4日、天安門広場からのデモ隊撤収時にも立ち会っていた。呉は1990年にマカオに密航し、その後、米国に亡命した。

天安門事件以来中国に帰国することはなかったが、昨年末、高齢の母親に会うためにひそかに帰国したという。これまでは亡命者の身分だったが、帰国のために米国籍を取得。中国系米国人として帰国した。入管では中国語の名前を書くように言われたが、同音の別の漢字を書くことでごまかしたという。

帰国した呉は母や親戚に会い、父の墓参りをした。旅程を妨害されることはなかったが、自宅に帰った2日後、当局関係者らしき者が訪ねてきて、「次はないぞ」と警告したという。(翻訳・編集/KT)

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