「小皇帝」は悲観的、神経質、頼りない…一人っ子政策の弊害か―独紙

Record China    2013年1月15日(火) 8時40分

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11日、米科学誌「ザ・サイエンティスト」に発表された研究報告によると、中国の厳しい一人っ子政策により増加した一人っ子は、コミュニケーション能力に乏しく、一様にリスクを恐れ、自信がないという。写真は農村の小中学生。

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2013年1月11日、ドイツ紙ディ・ヴェルトによると、米科学誌「ザ・サイエンティスト」に発表された研究報告で、中国の厳しい一人っ子政策により増加した一人っ子は、コミュニケーション能力に乏しく、一様にリスクを恐れ、自信がないという。環球時報(電子版)が伝えた。

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この研究は、オーストラリアのモナシュ大学とメルボルンの他大学の研究者らが行ったもので、一人っ子政策が開始された1979年前後に生まれた400人を北京で無作為に抽出して行われた。経済学に関するゲームを用いて実験は行われ、被験者はゲームの中で互いに少額のお金をやり取りしたり、投資をしたりする。この実験を通じて、被験者の冒険心や信頼感、競争意識について評価を行った。評価の際は、被験者の年齢、婚姻状況や中国の現在の経済環境も考慮した。この結果、一人っ子は兄弟姉妹のいる人に比べ、悲観的、敏感、神経質、頼りないという結果が出た。

父母の寵愛を一身に受け「小皇帝」と呼ばれる中国の一人っ子だが、自己中心的で協調性に乏しいとされており、コミュニケーション能力に問題があると以前から憂慮されていた。しかし、中国政府のデータによると、現在一人っ子政策が適用されているのは人口全体の3分の1のみ。一部の少数民族や農民は適用外であり、さらに一人っ子同士の夫婦も子供を2人持つことができる。(翻訳・編集/中原)

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