Record China 2019年1月18日(金) 0時0分
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中国高速鉄道で乗客が他人の座席を占領するトラブルが後を絶たない中、鉄道を管理する側の鉄道局幹部が高速鉄道に不正乗車し、注意に対して「逆ギレ」する事態が発生した。
中国高速鉄道で乗客が他人の座席を占領するトラブルが後を絶たない中、鉄道を管理する側の鉄道局幹部が高速鉄道に不正乗車し、注意に対して「逆ギレ」する事態が発生した。新京報などが伝えた。
記事によると、16日に成都西から雅安へ向かうC6607号高速鉄道列車内で、中国鉄路成都局集団公司の幹部2人が乗車券を持っていない客を勝手に乗車させ、運転手や乗務員が休憩するための座席に座らせていた。乗務員から注意を受けると、幹部らは「覚えておけよ」「バカ」などと乗務員に逆ギレ。その様子を撮影した動画がネット上に出回った。
このトラブルに対し、中国のネットユーザーは「こんな幹部はどうでもいいが、運転手の身が危ない」「高速鉄道の座席占領は、お偉いさんから始まったものなんだな」「やっぱり偉い人が率先してやってた」「偉くなったら何でもやり放題だな」「人民のお手本たるべき幹部なのだから、厳しく処分してほしい」といった憤りのコメントを残している。
また、「正直な乗務員で、素晴らしい」「こんな乗務員さんがいると知ったことで、少なくとも絶望しないで済んだ」など、乗務員の良心と行動を称えるユーザーも見られた。
なお、新京報の17日付報道によると、同社の微博アカウントはこの件について情報を発表し、「幹部」とされたのは会社の収入監査担当者であると説明するとともに、乗車券のない客を乗せて乗務員専用の座席に座らせたことを認めた。そして、すでに当事者を叱責したうえで、調査結果が出次第、さらなる処分を行うとしている。(翻訳・編集/川尻)
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