韓国で在日米軍の映像が波紋「日本の主張を一方的に反映」「米韓同盟に悪影響」

Record China    2019年1月15日(火) 22時20分

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15日、複数の韓国メディアが「在日米軍司令部が最近、日本の一方的な主張を反映させた映像を公開した」と報じ、韓国のネット上で波紋が広がっている。写真は竹島。

2019年1月15日、複数の韓国メディアが「在日米軍(USFJ)司令部が最近、日本の一方的な主張を反映させた映像を公開した」と報じ、韓国のネット上で波紋が広がっている。

在日米軍は先月、5分50秒ほどの映像(The Mission of US Forces Japan)をホームページとYouTubeで公開した。映像で在日米軍は、東アジア地域の状況について「この地域の特徴は数十年、数百年に及ぶ領土紛争」と説明し、地図に竹島尖閣諸島などを表示した。これについて韓国メディア・世界日報は「独島(竹島の韓国名)を領土紛争地域と紹介するのは、日本政府の主張を一方的に反映させることであり、米韓同盟にも悪影響を及ぼしかねない」と指摘している。韓国政府は竹島問題について「歴史的にも国際法上も韓国固有の領土であるため、日韓間に領土・領有権問題は存在しない」との立場を示している。中央日報も「レーダー照射問題や過去の歴史問題などで日韓の対立が深まっている状況で、米国が日本寄りの立場を示したのではないか」と伝えた。ただ、これについて韓国政府当局者は「米韓間の同盟には影響ない」と強調したという。

この報道に、韓国のネットユーザーからも「在日米軍は韓国政府に謝罪し、『紛争地域』との言葉を撤回しなければならない」「米国に抗議して、独島が韓国の領土であることを教えるべきだ」「やっぱり米国はいつも日本の味方。米朝対話がなかなか進展しないのも、トランプ大統領と日本の2つの利益を実現しようとしているから。米国優先主義により損害を被っている韓国がかわいそう」「米国はもう韓国の同盟国じゃない。常に日本の味方をする同盟国なんて必要ない」「在韓米軍は何をしている?」など、映像に対する不満や批判の声が相次いでいる。

一方、一部からは「韓国が尖閣諸島を紛争地域と考えているのと同じ。第3者の立場では独島もそう見えて当然だから敏感に反応する必要はない」との意見も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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