2019年1月15日、中国メディアの新浪科技は、米投資銀行のアナリストがこのほど「中国で今後数カ月内にiPhone XRが大幅値下げする」と予想していることを伝えた。

記事によると、この予想は、WedbushのアナリストDaniel Ives氏が14日に発表したリポートで述べたもので、同氏は「アップルは中国でiPhoneの価格を引き下げることができるし、引き下げるべきだ」との見方を示した上で、今後数カ月でXRの大幅な値下げが予想されると指摘。「アップルは中国で『コードレッド』に直面している。XRと今後の新モデルの適切な価格戦略が重要になるだろう」とした。

同氏は、アップルが中国でiPhoneを値下げすべき理由として、まず「中国のスマートフォン市場の激烈な競争」を挙げ、「ファーウェイ（華為技術）とシャオミ（小米）による低価格競争に対し、アップルは今後数四半期でiPhoneの既存ユーザーを失うことがないようにする必要がある」とした。

もう一つの理由として「アップルがサービス収入の伸びに全面的なメリットをもたらすためには、顧客が最終的にiPhoneを所有する必要がある」とし、「値下げはアップルにとってスマートで必要な戦略だ。これは同社のサービスが今後10年間成長を続ける上での前提でもある」と指摘したという。（翻訳・編集/柳川）