<2012年中国10大ニュース(1)>最高指導部入り有力視から一転、重慶市トップ・薄熙来氏が失脚

Record China    2012年12月29日(土) 13時22分

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2012年も政治から外交、スポーツまでさまざまなニュースがあった。その中から代表的な出来事を「中国10大ニュース」として振り返る。1件目は重慶市トップ・薄熙来氏の失脚事件。

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2012年も政治から外交、スポーツまでさまざまなニュースがあった。その中から代表的な出来事を「中国10大ニュース」として振り返る。

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1件目は重慶市トップ・薄熙来(ボー・シーライ)氏の失脚事件。3月15日、中国共産党は薄熙来・重慶市党委書記の解任を発表。その後、政治局委員、中央委員など党中央の職務すべてを停止した。11月の第18回中国共産党大会(十八大)で最高指導部入りが有力視されていたため、このニュースは国内外を震撼させた。

更迭の発端となったのは、前重慶市公安局長の王立軍(ワン・リージュン)氏の亡命未遂事件。薄熙来氏は2009年より重慶市内の暴力団を一掃する大々的なキャンペーンを展開し、大きな功績を挙げたとアピールしているが、前公安局長の王氏はまさにその主要な立役者であり、薄氏の腹心であった。しかし、今年2月2日に王氏は公安局長の職を解かれ、その4日後、四川省成都市の米国総領事館に駆け込んだ。

その背景にあったのが、薄熙来氏の妻・谷開来(グー・カイライ)による殺人事件だった。11年11月15日、重慶市のホテルで英国人実業家ニール・ヘイウッド氏が遺体で発見されたが、王氏の米国総領事館駆け込みにより事件が再捜査され、殺害に関与した容疑で谷開来が拘束された。12年8月、谷開来被告に執行猶予2年付きの死刑判決が下された。(編集/TH)

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