メイド・イン・チャイナを救う中国のクリスマス市場―英紙

Record China    2012年12月25日(火) 18時8分

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22日、英紙タイムズは「義烏、中国にクリスマス気分をもたらす」と題した記事を掲載した。写真は中国各地のクリスマス。

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2012年12月22日、英紙タイムズは「義烏、中国にクリスマス気分をもたらす」と題した記事を掲載した。24日付で環球時報が伝えた。

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北京市内のレストランや商店はどこもクリスマス気分でいっぱいだ。中国のその他の省や都市でも、以前なら北京や上海などの大都市でしか売られていなかったクリスマスイルミネーションが多くの商店で販売されている。工芸品メーカーの関係者は「今は国内市場だ。毎日2000本のクリスマスツリーを国内発送している」と話す。

クリスマス関連商品を生産している中国のメーカーにとって、国内市場は最大で最速成長の市場。もともとクリスマスを祝う習慣のなかった中国では、予想外の出来事だ。クリスマス商品は薄利なので、国内市場が存在しなければ、数百社以上あるといわれる国内メーカーの工場はつぶれてしまう。

アジア最大級の卸売市場・浙江省義烏市ではクリスマス用品の売り上げが鍵となっている。中国は毎年13億ポンド(約1755億円)のクリスマス関連商品を輸出しているが、そのうち義烏での取引は2億ポンド(約270億円)。2010年にはクリスマス商品を生産するメーカーは約400社だったが、今では750社を超えている。しかし、国内市場の発展の裏で欧米の需要は25%も減少し、企業の利益率に深刻なダメージを与えた。

ある工芸品メーカーの幹部は「長期的観点から新市場を探しているが、国内市場の潜在力は巨大。義烏のメーカーのあいだでは、ここ1〜2年で国内市場での販売額が全体の20%に達している」と説明している。また、海外市場では最大の輸出目的地がブラジルに移行。「欧州人に比べて、ブラジル人は薄い緑のクリスマスツリーを好む」と語った。(翻訳・編集/本郷)

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