Record China 2012年12月21日(金) 20時0分
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18日、ブルームバーグはコラム「なぜインドは中国にとって代わるのか?」を掲載した。中国経済が転機を迎えた今、インドのほうが優位に立つ点が複数あると説いている。写真はインド・コルカタ。
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2012年12月18日、ブルームバーグはコラム「なぜインドは中国にとって代わるのか?」を掲載した。
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世界第二の経済体にのし上がった中国。この中国こそが発展途上国の先頭ランナーだ。多くの人々がそう信じているが、賭けてもいい。インドが中国を抜き、世界で最も影響力ある経済体になるだろう。
中国経済は2008年まで、欧米から移転してきた製造業によって支えられていた。いまだに輸出依存体質は高く、中国が生み出した製品のうち自国で消費する比率は38%にすぎない。中国政府は内需を高めようとしているが、貯蓄率は高止まりしたままだ。
中国は昨年、最低賃金を20〜30%も大幅に引き上げたが、その結果、労働集約産業はベトナム、バングラデシュ、パキスタンに移転する傾向を見せている。一人っ子政策の影響で、中国の労働人口の増加がストップしたことも影を落としている。
一方、インドの人口政策はゆるやかだ。そして中国同様、急成長する中産階級がある。さらに英国の植民地統治が残した民主主義と議会政治、英国流の法制度の伝統がある。一党独裁で司法すらも共産党の支配下にある中国とは違うのだ。
また国が支配している中国人民銀行とは異なり、インドの中央銀行は独立を保っている。国のプロパガンダ装置と化している中国メディアとは異なり、インドのメディアは活力に満ち、言論の自由を守っている。
これらの理由こそが私がインドに賭ける理由だ。(翻訳・編集/KT)
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