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南西部が太平洋に面した福建省。入り江には養殖のいかだが続き、折々に表情を変える風景は日本人にとってもどこか懐かしい。
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福建省は南西部の大半が太平洋に面し、日本人にとってもどこか懐かしい海岸の風景が続いている。
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長い歴史の中で繰り返された地盤の隆起が、複雑な入り江を作り出し、その長さは中国の海岸線総延長の5分の1を占める。海岸線にはおよそ20平方キロメートルにわたり、海の恵みを生かした養殖事業が行われている。
1、2月はマテガイ採集、3、4月には牡蠣の養殖いかだを浮かべる。5、6月には昆布や魚を捕り、9、10月には海苔の養殖網を張る。潮の満ち引きにより表情を変える浅瀬の風景はカメラ愛好家にとって格好の題材にちがいない。
<中国・珠玉の景観>シリーズでは、これからも中国の人と歴史、自然が作り出した美しい名所の写真を、説明つきでお届けしていく。
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