2012年12月19日、今年のインターネット社会を総括する中国のフォーラムで、“元祖ネットアイドル”ことタレントの芙蓉姐姐(フーロンジェジェ)が「ネット界の有名人賞」に輝いた。騰訊網が伝えた。

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第10回互聯網経済フォーラム（i-China Forum 2012）は、国務院傘下の研究機関・中国社会科学院が主催している。今年のネット界を最も盛り上げた人物として、タレントの芙蓉姐姐に有名人賞を授与した。

芙蓉姐姐が彗星のごとくインターネット界に出現したのは、2004年のこと。北京大学や清華大学といった名門校の学内BBSに、セルフ撮りポートレイトを次々に投稿したことから話題に火がついた。“中国最高の美女”を自称するナルシスティックな行動や自虐的な発言で、その強烈な個性を支持するファンも激増。その後、“元祖ネットアイドル”はバーチャルの世界を飛び出し、タレントに昇格した。

もともとぽっちゃり体型だった彼女。昨年からの苦しいダイエット生活を耐え抜き、スリムに変身した。さらにシングルマザーとして奮闘していることもカミングアウトし、最近ではすっかり「元気をくれるお姉さん」として社会に認知されている。

受賞にあたって芙蓉姐姐は、「不屈の精神と楽観的なところが認められた」と語っている。最近ではネットユーザーの悩みに答えるためのミニブログ「芙蓉姐姐精神家園」も開設。ダイエットに大成功し、健康食品メーカーや美容サロンからイメージキャラクター起用のオファーも届いているというが、「どんな形で悪用され、人を傷つけるか分からないので絶対にやらない」と語り、自分なりのスタイルを固持している。（翻訳・編集/Mathilda）