Record China 2012年12月20日(木) 10時47分
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19日、乗船切符、贈答品、避難用バッグなど、多くの人がクリスマスを待ちわびる中、マヤの予言で「世界の終末」とされる12月21日に注目している人もいる。写真は江蘇省淮安市のネットユーザーがネットで購入した乗船券。
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2012年12月19日、乗船切符、贈答品、避難用バッグなど、多くの人がクリスマスを待ちわびる中、マヤの予言で「世界の終末」とされる12月21日に注目している人もいる。取材により、過半数の消費者は「末日(終末=以下同)説」を信じておらず、単にこれを楽しんでいるだけだという。広州日報が伝えた。
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しかし一部の企業は「末日説」にちなんだ一連の商品を発売している。この一見したところ賑やかに見える販促に対して、専門家は「末日説は今に始まったことではない。企業は末日商品の宣伝を行っているが、消費者は理性を保ち、噂を信じず、生活に支障をきたさないようにするべきだ」と指摘した。
淘宝網(タオバオ)で「末日」関連商品を検索したところ、1万件以上の検索結果が表示された。このうち「末日避難用バッグ」、「末日の乗船切符」の月間販売数は、万単位で数えられるほどだ。
ホワイトカラーの李(リー)さんはこのほど、「2012年世界の末日の必需品、ノアの方舟乗船切符」を落札し、21日前にガールフレンドにプレゼントする予定だ。乗船切符には氏名・性別・国籍などの情報が記されており、さらにクレジットカードのような金メッキの美しい「乗船カード」がセットになっていた。李さんは、「カードには彼女の写真がプリントされていた。彼女を驚かせようと期待していたのだが、これほどきれいに作ってくれるとは思わなかった」と語った。
ある消費者は、「流行を利用した企業の販促は面白い。企業が商品と世界の末日を故意に結びつけているのは分かっている。実際に世界の末日が訪れるかはさておき、確かに家に避難用の道具を置いておくべきだと思って購入した」と語った。
一部の旅行会社は、「末日の到来、最も訪れるべき10の場所」、「末日に世界の10大絶景を見よう」などと宣伝している。一部の旅行会社は、「単なる噂に過ぎないが、多くの観光客の旅行を促している」と明かした。
このほか、広東流通商業協会の黄文傑(ホアン・ウェンジエ)会長は、「バレンタインデーや独身の日と同じく、末日経済も近頃ホットな話題となり、多くの消費者がこれを楽しもうとしている。企業も新たな消費の原動力を求めており、社会の話題と関連する商品を打ち出している。末日という概念は消費を力強く促している」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)
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