Record China 2012年12月17日(月) 16時47分
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15日、中国で高層ビルの建設競争が過熱している。写真は深センの高層ビル群。
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2012年12月15日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国で高層ビルの建設競争が過熱している。江蘇省蘇州市では現在高さ700メートルに及ぶ高層ビルが建設されている。開発企業は中南建設で、金融や小売り、ホテル、レストラン、ホテルタイプのマンションなどが設けられる予定だという。完成すれば中国で最も高いビルになる。
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上海市では高さ632メートルのビルや湖北省武漢市の高さ636メートルのビル、広東省深セン市の高さ588メートルの「平安国際金融ビル」の建設が予定されているほか、湖南省の省都・長沙市では高さ838メートルで世界最高となる「天空城市」も建設計画が進んでいる。
統計によると、世界の超高層ビル上位100棟のうち3分の1以上が中国に存在しており、今後3年間は5日に1棟のペースで高層ビルが建設されるという。広東省深セン市では高さ100メートルを超える高層ビルがすでに300棟以上あり、建設が計画されている高さ300メートルを超えるビルは20棟余りで、香港や上海を上回る超高層ビル密集都市になる見通し。
中国の高層ビル競争について海外メディアは、開発会社が投機的な開発を行うことで「アテンション・エコノミー」による利益を上げようとしていることや、地方政府が行政上の成績を求めて記念碑的な結果として開発を誘致していることが背景にあると報じている。広州日報は「高層ビル建設はすでに飽和状態にある」と指摘。多くのプロジェクトが見切り発車となっており、テナント確保の見通しがまったく立たないケースもすでに出ている。(翻訳・編集/岡田)
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